簿記のいろはis22取引と簿記の仕組み |
簿記や会計制度はルールさえ解れば誰でも容易に理解できます。基本ルールは! |
起源 |
■会計制度・・・昔、西欧では海運事業が盛んであった。多くの投資家達が資金を投入し莫大な財産(成果)を収めていた。その都度、航海単位で清算 |
・していた。その問題解決の手段として一定の期間単位で清算する仕組みが会計制度(簿記)の原点と言われている。 |
仕訳について |
■勘定について・・・勘定は仕訳の原点である。勘定は資産・負債・純資産・利益・損失から構成される。財産部分の勘定は資産(プラスの財産)、 |
・負債(マイナスの財産)で純資産は資産ー負債となる。損益勘定は利益と損失で利益ー損失が損益になる。 |
■伝票で仕訳する・・・取引は全て勘定で(借方(dr)と貸方(cr)の一対で仕訳作成する。一取引の仕訳は複数でもok。(一対一とか限らない) |
■仕訳の仕方・・・原則として、借方→資産の増加、損失の増加、貸方→負債の増加、純資産の増加、利益の増加を記入する。(資産・負債・純資産 |
・の減少は反対側仕訳、損益勘定は増加欄に▲で計上が好ましい)) |
■貸借の伝票合計は一致・・・取引単位に発票した借方伝票と貸方伝票の貸借合計は一致する事。 |
■会計上の取引基準・・・財産状態の増減・損益の増減等が発生した時に仕訳する。契約は原則としてに仕訳しない。 |
■伝票の内容・・・取引内容が具体的にわかる事。例、伝票作成日、取引発生日、勘定、部課、取引口座、取引内容、期日、数量、単価、金額、 |
・消費税、担当者など |
運用(決算) | ||||
■決算の期間・・・決算とは一定の期間で営業成績を纏めること。一般的には月次、半期、年間がある。年度のスタート月を期首、年度末を期末と | ||||
・言う。会社により決算時点は違う。 | ||||
■代表的な決算資料・・・仕訳した全体を試算表と言い、その内、財産状態(資産・負債・純資産)を抜粋したものを貸借対照表(BS)、損益勘定を | ||||
・抜粋したものを損益計算書(PL)と言う。同時点で作成した貸借対照表と損益計算書は同額の差(純損益)である。決算資料には勘定の残高の | ||||
・内訳・補助元帳等もある。保存期間も法律で定められている。
■純損益(損益計算)・・・単純に利益勘定ー損失勘定に商品の期首繰越高と期末棚卸高を考慮すれば算出できる。損益勘定については当期分か | ・否か等の調整仕訳が必要。
| ■決算整理仕訳・・・決算を締める時点で幾つかの当期分の経費の調整仕訳の必要がある。主なものとして、繰延資産、未収・未払い、固定資産の | ・償却計上など。
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補足 |
■勘定名について・・・非上場の会社では勘定名の制約は特にない。常識的な名称ならokと考えてよい。又、勘定名は必要最小限に留める方が |
・運用上メリットが多い。 |
★その他・・・簡単な数ページの仕訳ガイドあります。欲しい人ご連絡下さい。 |