原発事故REVIEW!is22 問題点の違う見方! |
・福島の原発事故から3年半経過しているが、まだ、完全に収拾、決着している訳ではない。一方、他の原発も再稼働の是非で |
揺れ動いている。原発の導入、稼働、トラブル対応等はシステム開発の対応と同様な面も多い。その点を考慮しながら整理してみた。 |
■原発の導入を決断した事について |
@、日本の立地条件(自然災害)の脅威・・・地震や津波がある事は、今始まった事ではない。当然、想定内である。 |
・・・検討時の自然災害の大きさに想定外はない。(想定外は破綻を意味する) |
A、導入決定の関係者・・・国会の承認(政党・議員)、導入業者、開発導入支援(技術者・学者)、電力会社等で判断、地元の承認 |
・・・当然、具体的な推進は、団体でなく個人である(リスク責任者) |
B、内容・・・設備・建造物等のハード、システム(ソフト)、運用手順、トラブル対応、廃棄物(使用済燃料等)対応、地域支援他 |
☆開始から完結まで、有事の対応を含めて、問題のクリアー化も考慮した完璧なシステムである事が必須(責任の所在含め) |
■原発の日常の運用(稼働稼働)について | |||||
@、電力会社が稼働対応・・・通常の運用はオペレータを雇い、自主運営という形で、法やマニュアルに準じて運用。
・・・サポート対応・・設計及び導入業者(運用における技術的問題、ハード上の問題、運用の想定外対応)、運用側では100%対応不可 | ・・・設備環境の構築・・導入業者の指導で建設業者が構築(原発の設置基準に伴う)し、導入業者チェック後、引渡し | ・・・稼働時における稼働環境のチェック・・・公的機関がハード・ソフト面の設備や導入内容の確認(導入、開発、運用の三者) | A、公的機関が日常の稼働状況をチェック・・・ルールに基づく運用確認・監視 | ・・・大きな問題なければ表面化せず・・チェック機能の有効性 | |
■福島原発の被災と対応の問題 | ||||
・復旧作業の中心・・東電だけが復旧作業している様だが、異常時の対応は、原発のソフト導入業者、学者(導入推進者)が中心でないのか?
・設備構築物の基準・・災害の大きさが想定外の状況との認識(報道)だが、限界を超えた場合の対策は考慮しているのか? | ・原発の復旧作業が延び延びなのは?・・復旧・再構築の強いリーダーはいないのか?試行錯誤している様に感じる!(誰が?何時?決着!) | ・原発で発生した身近な諸問題(・生活、放射能廃棄物など)の対応・・具体策がないまま延々、緊急対応の時期のがす!如何する・・ | ・事故当初、人命に関する情報の隠匿、家族の海外逃避等 国の舵取り方の行動ホント? | |
■マトメ | ||||
・福島の原発問題は、具体的な強いリーダー不在・・・当面、試行錯誤か!”口”と”現実”の違いを見せ付けられた! まだ先は見えない!・・
・システムとしてはトラブル対応含め”完璧”な仕組みが必要、安易な再稼働発言は無責任。万一、事故でも大方が納得の場合を除いて・・ | ・廃棄物の処理問題・・・暫定でなく、最終的な結論を出せないのは負の遺産を後世に託す・・(無責任では・・) | ・福島原発の責任・・・被告は東電だけ?・・・、関与した業者、学者、議員等を開示すべきでは・・(東電が設計(ソフト)作成ですか?) | ☆どんな問題も”事後対応”は、通常の数倍の労力を要する。被災地福島の住居移転や廃棄物の問題は最適な結論の時期逃している | |