「クラウド」のシステムis22ユーザの立場から見た長短 |
「クラウド」という意味は、雲。雲状の煙やほこり。クラウド・コンピューティングの略。「クラウド・コンピューティング」とは、ネットワーク(特に |
インターネット)をベースとしたコンピュータ資源の利用形態です。 |
システムの利用面の違いは、ユーザ側が『自分のパソコンの中にソフトウェアやデータの保管』をしていた事、クラウドの場合は、サービスを |
提供する側が『ソフトの利用環境やデータの保管』をするという事です。 (”パソコンだけあれば”がうたい文句) |
一言でいうと、内容的にすごいシステムができた訳でなく単に管理場所が変わるという事です。但し、開発側には隠れたメリットがありますが・・ |
具体的に、メリット・デメリット・リスク等について記述します。ご検討している場合など内容の正否を含め考慮する事をお勧めします。 |
■クラウドシステムの最大の売り物・・・『パソコンあれば何時でも何処からでも入力や検索ができる』 |
■外部からの入力者⇒(可能性)営業(販売員)マン・・即、入力の必要性は殆どナイ。万一、必要な場合(例外)は事務所に頼べば良い! |
・・取引先の営業報告(記述)の方がより優先される!。又、一括入力の方が生産性高く効率的、且つ、入力チェックも必要。コストも安い |
■外部からの情報検索⇒(客先の場合)在庫状況・・・緊急あれば、まとめて事務所に確認すればよい。頻繁に発生するものでない。 |
★外部からの情報検索⇒(経営者・社員等)資料・・・必要時に情報をメールして貰えれば可(実際にはあまり考えにくい) |
・・社外から資料を自由に検索する必要性、価値とデメリット(コスト・情報拡散リスク)・・・言う程必要性ないと考えられる! |
■クラウドシステムの売り物・・・『パソコンへのソフトの設定・データ保存(管理)不要』 |
■パソコンの設定・データ保存の問題は最近のパソコンの機能等のレベル・アップにより、極端な作業負荷の違いがある訳ではない |
・・データ処理のシステムでは、レスポンスの問題は複数端末利用やネットを介する場合、考慮すべき事項 |
■利用できるシステムの範囲とコスト |
■今まで自社のPC(サーバ含む)で稼働しているものが外出しになっていると考えればよい |
・・他社のシステムとの共有は困難と考える方が好ましい。会社のシステム管理が一社に集中依存する方向になる |
■コスト負荷は利用料形式となり、システムと端末台数で決定されると考えられる。 |
■考慮すべきリスク |
■利用システム・・・運用会社のシステムに制約・影響される、システムの選択範囲が制限される |
■外出しのリスク・・・運用制限(→メンテ・更新など)、情報漏えい(→全くの他人が情報管理・維持)の覚悟が必要 |
■他社へのシステム切り替え問題・・・残高移行、コスト、など 不明 |
■マトメ |
■業務ソフトとしてのクラウドでのシステムは現時点では特殊な分野を除いてユーザに大きなメリットを与えるものではないと思います。 |
■結局、システムの選択は、『数社の導入ユーザに直接聞いて判断する』それが、賢明な事かも知れません |
■因みに、ベンダー(業者)の最大のメリットは、メンテ作業が自分の拠点でできる事ですね!・・・ |
☆関連ページ |
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■情報漏えい問題(ベネッセから見る問題点と対応策) |