「クラウド」のシステムis22ユーザの立場から見た長短 |
疑問・・『何故、業務システムでクラウドを使う必要があるのだろうか?』 管理業務は閉鎖的な会社内の仕事である。 |
ネットを使う必要性は殆どない。ハード機能(処理能力・記憶域ほか)が大幅に向上した現状、PC一台or2台で充分だと思う! |
ネットに繋ぐデメリット(ウイルス感染や情報漏えい、コスト増、制約など)を考えれば、社内のcloseシステムも検討の必要が・・ |
「クラウド」という意味は、雲。雲状の煙やほこり。クラウド・コンピューティングの略。「クラウド・コンピューティング」とは、ネットワーク |
(特にインターネット)をベースとしたコンピュータ資源の利用形態です。 |
昔(1980年頃)、大型コンピュータでディスプレイ(ブラウン管)を通して、大企業が部門や子会社にやっていたシステム手法で、通信網の |
高速化、ハード(PC)の進化で、復活した仕組み。エミュレーション・システムと言われたが、今はソフト会社が開発・運営・管理している。 |
システムの利用面の違いは、ユーザ側が『自分のパソコンの中にソフトウェアやデータの保管』をしていた事、クラウドの場合は、サービスを |
提供する側が『ソフトの利用環境やデータの保管』をするという事です。 (”パソコンだけあれば”がうたい文句) |
内容的にすごいシステムができた訳でなく単に管理場所が変わるという事です。但し、開発側には隠れたメリットがありますが・・ |
具体的に、メリット・デメリット・リスク等について記述します。ご検討している場合など内容の正否を含め考慮する事をお勧めします。 |
■クラウドシステムの最大の売り物・・・『パソコンあれば何時でも何処からでも入力や検索ができる』 |
■外部からの入力者⇒(可能性)営業(販売員)マン・・即、入力の必要性は殆どナイ。万一、必要な場合(例外)は事務所に頼べば良い! |
・・取引先の営業報告(記述)の方がより優先される!。又、一括入力の方が生産性高く効率的、且つ、入力チェックも必要。コストも安い |
■外部からの情報検索⇒(客先の場合)在庫状況・・・緊急あれば、まとめて事務所に確認すればよい。頻繁に発生するものでない。 |
★外部からの情報検索⇒(経営者・社員等)資料・・・必要時に情報をメールして貰えれば可(実際にはあまり考えにくい) |
・・社外から資料を自由に検索する必要性、価値とデメリット(コスト・情報拡散リスク)・・・言う程必要性ないと考えられる! |
■クラウドシステムの売り物・・・『パソコンへのソフトの設定・データ保存(管理)不要』 |
■パソコンの設定・データ保存の問題は最近のパソコンの機能等のレベル・アップにより、極端な作業負荷の違いがある訳ではない |
・・データ処理のシステムでは、レスポンスの問題は複数端末利用やネットを介する場合、考慮すべき事項 |
■利用できるシステムの範囲とコスト |
■今まで自社のPC(サーバ含む)で稼働しているものが外出しになっていると考えればよい |
・・他社のシステムとの共有は困難と考える方が好ましい。会社のシステム管理が一社に集中依存する方向になる |
■コスト負荷は利用料形式となり、システムと端末台数で決定されると考えられる。(増設すればコストが掛る) |
■考慮すべきリスク |
■利用システム・・・運用会社のシステムに制約・影響される、システムの選択範囲が制限される |
■外出しのリスク・・・運用制限(→メンテ・更新など)、情報漏えい(→全くの他人が情報管理・維持)の覚悟が必要 |
■他社へのシステム切り替え問題・・・残高移行、コスト、など 不明 |
■マトメ →→ 皆、クラウドという言葉に洗脳され過ぎている。長所も短所もある。より勝るのは単一PCで全てできればウイルスも怖くない! |
■業務ソフトとしてクラウドのシステムは現時点では特殊な分野を除いてユーザに大きなメリットを与えるものではない。 |
■結局、システム選択時は、『数社の導入ユーザに具体的な効果を聞いて判断する』それが、賢明な策かも知れません |
■因みに、ベンダー(業者)の最大のメリットは、メンテ作業が自社の拠点でできる事です!・・・ |
■情報漏えいの最大の怖さは、自分の情報が漏えいしてもその事実の把握が困難な事。把握した時点で特定業界にまん延している事です! |
☆情報漏えいいけない事例・・自社の特定の商品仕入単価や固有情報が漏洩しても自社は認識困難。開発業者側は絶対に責任とらない! |
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