【私の常識の原点】 ”物価の考え方・為替の影響” 視点 |
◆物価は、良いモノを安くがが原則。でも、いつの間にか政府がインフレを推奨している。 |
◆何かおかしく感じる。何故なら、モノを買うのは”生きる為”。安く買えれば、生活は”楽になる。皆、幸せになる”では?。 |
◆でも、考え方、発想が違うと、全然違う方向に対応が向かう。何故かな??? |
☆★物価の価格設定について、、、 |
@生産物は気候変動などの影響で生産高が違ってくる。その為、価格は流動的になる。当たり前の話である。 |
A製品は、採算性を考えて、価格設定する。慣れるに従い、生産性が向上し、品質もアップする。そういう形で、実質的に原価が下がっていく。 |
※余程、需要ニーズがある場合は、経営上値上げを検討・実施する事もある。又は中身を減少させ、実質値上げの策を取るのもある。 |
B基本的には、製品の値上げは行わないのが普通の考え方。付加価値を付けて、新商品を販売する。付加価値分だけ価格アップして、、、 |
※そうやって、時代と共に、旧商品が淘汰され、新商品に置き変わっていく。 |
C公共料金(特に電気料金等)の30%程度の値上げ申請が出ているが、生活の基軸。安易に承認すべき事ではない。max.10%が限界。 |
※この料金は国民の生活基盤の"食住"の入場料の様なもの。この防波堤が壊れると、物価上昇の波は止まらない可能性が強いかも、、、 |
※電力会社の経営努力って?電力の自由化で競争激化、増え続ける管理費・人件費(給与平均)は?半公営企業の役割が問われている! |
☆★政府の考える『インフレの原点』に疑問?・・多くの経済学者(専門家)や有識者は、、、『考えるのは机上の性善説』! |
・商品って、同一製品を値上げするものではなく、付加価値を付けて、その分(価値)を上乗せして新製品として淘汰していくのが常識! |
・安易に物価上昇させ、その一部を賃金に還元すると言う政府の考え方は邪道。利益が出なければ企業は存続できない。 |
※民間の場合、企業存続が絶対条件、あくまで、企業利益が賃上げの原点。公的に保証されている公務員とは発想の基準が違う。 |
なら、小規模企業に補助金支援で賃上げしろって発想は、絶対あってはならない(国は本当に財政破綻するよ・・・) |
◇政府の政策は、インフレで、その一部を賃上げ振替えと言っているが、『目的は国民のより良い生活改善』である。 |
インフレでなく、円高が実現できれば、他国比較で、絶対的に裕福になる。例えば1ドル40円ならを想像して、、物価も海外旅行も楽々・・・。 |
※物価上昇させ、その一部を賃金転用とはあまりにも安易すぎる発想。人間は、性善説で動く程甘くない、ズルが得する社会である。 |
☆★何故、円安はいけないのか?・・後進国なら、 ○ かもしれない!! |
・円安だと、観光目的の、外国の旅行者が増加する。輸出が盛んになる。そういう企業の景気が良くなる。など、メリットが多い。 |
・一方、輸入品の物価上昇は否めない。生活物品(原材料含む)が家計を直撃する。 |
・別の見方をすると、観光業や輸出産業のプラスと引き換えに家計を圧迫するという形になる。そういう見方からすると±”0”かもしれない。 |
・円の価値が下がると、外国人が不動産を安価で購入でき、出稼ぎ労働者も減少する。外国旅行も高額になる。違う面のマイナスは計り知れない。 |
・結局、国を活性化する為の、低賃金、安価な物品販売の国造りの形である。新興国は皆採用する手法である。円安が良いはずがない。 |
※アベノミクス政策で、安倍首相・黒田総裁の実質的なツケ(為替80円→130円台)は、日本の価値を著しく低下させている(約40%くらい・・) |
☆★☆ロシアの侵略に端を発した物価上昇は、アベノミクスのインフレ政策と相まって、想定外の物価上昇になっている。 ただ、一度起こった『物価上昇の波』は政府の賃上げ後押しもあって、とても終息に向かうとは思えない。 結局は一部企業に恩恵を与えるが多くの国民生活の痛みが始まった元年とも思える。 貧困拡大の加速は続く。 考え過ぎか?!幾つかの労働団体が賃上げを旗印に物価上昇を是認しているが、小規模企業が多い日本では”経営への負荷が大きく”最善の方向性は言えまい!(2023/1) |