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掲載済No21加工取引(原価管理) 前:No19販売分析・No20社内取引管理 |
加工取引(原価管理)について、下記に記載 |
No.21 加工取引(原価管理)について ・・(製造部門・営業・経理) 2022/01/12 |
☆☆加工取引は、商品(材料)を製品化する原価計算や関連商品の内容、関係部署の業績の把握などの管理対応 |
1、原価計算管理 |
@加工取引について |
・加工取引の種類・・外部委託・社内(内部)製造に大別される。 |
・外部委託の場合・・材料原価+加工賃(外部委託分)が製品原価 |
・(外部委託の例外)・・加工業者に材料売上、製品仕入の通常取引(キャッチボール型)で対応するケースもある |
・内部製造の場合・・ 材料原価+人件費+変動費+設備費(償却費)などの経費 |
・材料の製品化・・ 製造工程は1〜数次加工、材料も1〜複数材料あり |
※チョップ取引・・メーカが自社ブランドの加工で材料売上、製品一括仕入の包括取引 |
A外部委託の場合(処理の仕方)の製品原価 |
・材料預け時・・ 材料を別の商品に振替え→(例)商品xxx(加工材料口)に仕入処理で社内振替 |
・製品完成時に委託先から製品を仕入(加工賃を買掛金で)、同時に商品xxxの材料原価分を社内振替 |
※材料を製品振替時、材料は数量赤字計上、製品側は数量”0”で計上 |
B内部製造の場合(処理の仕方)の製品原価 |
・材料投入時・・ 材料を別の商品に振替える→これにより製造中の材料分の把握が可 |
・製品完成時(加工賃)・・ 標準単価で製品計上(数量*標準単価) |
・製品振替の加工賃分の月次振替・・ 月間経費の内、加工分を経費→原価に会計振替 |
・標準単価の設定・・ 加工賃は正確に計算は困難、月間経費分を把握し、定期的に標準原価の見直しを図る |
C上記ABの方法で製品の原価把握は可能 |
・日々の原価管理や決算の早期化が見込める |
2、加工取引の流れ、考慮すべき点 |
@加工の基本的な流れ |
A例外的な加工 |
・商品の変更 ・・ すでにある商品をグループ化して対応するのも加工の一種 ※上記の処理で管理が可能 |
3、加工処理の課題(留意事項) |
@外部委託 |
・材料の問題 ・・ 材料の預け分の管理、製品化時の材料過不足分の取扱 |
・製品の問題 ・・ 出来上がった製品の品質の確認 ※B反C反など |
A内部対応 |
・製品原価 ・・ 標準単価(経費)の設定と見直し |
・経費の原価算入 ・・ 製品への振替と一般経費の仕切(振替) |
・製品単価 ・・ 工場側(他部署)の対応(材料仕入や経費など)の影響で、営業部門の業績に影響ある為、ルール設定の必要性 |
・物流経費の負担 ・・ 工場が遠隔地や複数ある場合、移動経費の負担部署のルール化 |
Bその他(留意事項ほか) |
・取扱い材料の実績の問題 ・・ 加工消費分を仕入でマイナスで発生する仕入実績の把握 |
・同一相手との取引(キャッチボール取引)が多く、表面化しにくい管理(債権債務、在庫、業績など) |
・加工取引の商品管理・原価計算は難題が多く、計上も複雑で企業は苦慮している。実態把握が困難な管理 |
☆ポイント☆ ・・ 加工の対応レベル(原価計算や業績把握)で、経営管理へ与える影響は想像以上に大きい |
※多くの製造業では、商品管理や加工処理が翌月始めまで延び(出来なく)、結果的に決算の早期化がしにくい業種である。 |