失敗しないシステム化 経験を元にユーザ側に立って考慮すべき点は! is22未然に防げる”金銭的ロスト”! |
システム化は単にソフトを導入すればよい訳ではありません。機械化の目的(省力化・管理向上・平準化・販促など)を達成する事が大切です。できるだけ少ないコストで・・・。 事前に"知っておきたい5%知識"。結果的に何千万ものコスト流出防止に繋がる!(無形購入の怖さ!) |
ここでは営業や全社関連のシステム化に焦点を当てています。因みに会計ソフト導入では失敗は無いはずです。 システム導入比較参考 |
・@担当者に明確な指示 | ・省力化・管理レベル向上などを推進責任者に明確に指示 |
・A開発する立場で違い | ・TOPは管理(管理資料・分析資料等の提供)、現場は省力化(仕事が楽に・・)と基本的な違い |
・B事前にチェック・・ | ・かかる費用、システムの範囲・内容、実施後の安定までの期間、サポート対応 等の最終的な形 |
・導入実績ではない・・・本当に満足しているユーザ数 | |
・導入ユーザの推薦・・・紹介してもらい自分で訪問しヒヤリング | |
・内容は聞いて納得でなく、見て確認する・・・デモ用でなく稼働するシステムが好ましい | |
・稼働しているソフトの品質や取組姿勢をチェック・・・普段の対応を第三者に確認 | |
・Cベンダーの営業手法! | ・見積価格(一回目の見積)・・・様子見でコストのスタート(総額でない)。カストマイズなど上積みアリ |
・何でもできる発言・・・カストマイズ(追加開発・追加費用)で金をかければ対応が殆ど | |
・成約までは”YES”が殆ど。後日もめるケース多く、具体的な議事録等あれば好ましい | |
・営業と技術屋が分離(分業)・・・正確な内容が伝わってない(把握していない)事が多い | |
・カストマイズは言われた通りに作る・・・正しいか否かは別。理解度に差でも全てユーザ責任 | |
・D契約までの進め方 | ・導入ユーザを訪問・・・自分で確認(内容、追加費用、カストマイズ、サポート) |
・要望事項・帳表等の具体的な中身でやり取り(打合せ事項を記録し確認する・・後日の証拠) | |
・実際の操作・・・デモ品でなく完成品内容での確認が好ましい | |
・費用総額の事前把握・・・後出しの追加費用(指導料、残移行など)は意外に高額 | |
・Eプレゼンの中身 | ・手段(入力)でなく、目的(出力)を確認。入力画面等は容易に開発可(不具合が出にくい) |
・Fベンダーの力 | ・組織の知名度でなく個人の力が重要(大学入試と同様)、会話の中から能力判断する |
・G導入前のヒヤリング | ・重要。具体的な質疑応答が良い。?は後日問題の可能性大 |
・H費用の経営(決算)への影響 | ・月次の負担は総額の約2%程度、感覚的には決算への負荷を感じない(注意) |
・IERP | ・経営に役に立つ(例えば、資料をそのまま使える、矛盾がない・・) |
・J現状調査・分析の目的 | ・対象業務全体の事前把握(漏れの防止、日々の作業他)・・・成功確率のウェート大で重要 |
・既存使用の帳表・・・利用目的の正確な把握が目的(システム上の都合での変更に注意) | |
・業務の流れをシステムに合わされる事がある(本来の流れか見極め要!) | |
・Kベンダーの能力 | ・単なるプログラム作成者(業務・実務知識は殆どない、勉強する機会がない)、スーパーマンではない |
・Lハードの価格 | ・安ければ何かがある(一般的には機能かサービス) |
・ハード知識がある業者が好ましい。絶えず連絡が取れる事、全体的なサポート相談ができればより良い・・ | |
・Mシステム(品質) | ・ソフトは知名度やブランドでなく、ある意味個人。使いやすさより業務的欠陥がない事が優先 |
・Nカストマイズ費用 | ・当初の見積もりの倍以上が多い。言った言葉で対応されるので青天井になる(注意) |
・垂れ流しになる危険がある。対応は、不具合無くし安定稼働後の数か月後が良い | |
・O見積 | ・第一回の提示価格(通常の買物と違い、上積みのスタートで、値引きはナイ) |
・P導入実績 | ・ユーザへの販売数で、ユーザ満足実績ではない。営業力で売れる(一概に評価基準にならない) |
・Q開発単価(カストマイズなど) | ・SE、PGMの識別は困難でベンダー都合で区別。単価は4〜6万位/日が相場 |
・Rパッケージ | ・カストマイズせずそのまま使用がベスト・・・安易に手直しは大きなリスクがある |
・システム統合のデータ自動連結に注意(システム上の問題が生じる事多々で、ワンクッションの連結をお勧め | |
・Sプロジェクト会議(対ベンダー) | ・内容で分ける@点(個別明細)→担当者間A 線(業務の流れ・システム)→関係者全て。 |
・内容の影響度・・・個別の打合せを全体的な流れに影響させない様考慮する(安易な妥協をしない) | |
・21、会議の議事録 | ・ユーザが作成する事が好ましい(作成側の都合の良い表現になる、相手が作成ならメモとる事必須) |
・具体的な内容で記述(揉めた時の寄り処・・特に金銭的な決着になる)&確認印を取る | |
・22、開発の進捗度 | ・個々のプログラムの進捗度(%)は単なる目安、完成項目で評価(人日消込)する。 |
・開発は基幹部分の完成で2割、例外等が8割といわれる。(表面上での楽観は危険すぎる) | |
・23、開発体制 | ・一人のワンマンと優秀な複数のスタッフが良い(多ければ良いとは言えない) |
・トータル・システム(総合管理)のリーダーは一般的な業務・実務・商業一般及び会計など多くの知識が要 | |
・実質リーダーはアクティブな性格、責任感、根気、健康、実行力、経験など必要 | |
・24、ベンダー対応(付き合い) | ・安定稼働までは食事程度(ゴルフ・接待は慎む・・Noと言えなくなる) |
・25、ベンダーとの打ち合わせ | ・必ずメモをとる(出来たら日付、確認など残る形) |
・26、実務現場と理論派 | ・現場実務者ほど流行語などには疎い。勉強する時間的余裕がない(知識ある程実務?かも) |
・27、カストマイズの限界 | ・ベンダー側は開発できない場合、高額見積の提示がある。事後対応の約束は書面で保存必須 |
・パッケージをカストマイズすると、共通部分がパッケージでなくなる。以降のバージョン・アップは個別 | |
・パッケージでの統合システムでは同一要件のカストマイズは2,3回が限度(対応できる見極めが要) | |
・28、コンサル | ・ある意味喋る辞書のようなもの。評論家、アドバイサーで責任は持たない。実務経験が豊富な人は稀 |
・29、検収 | ・ベンダーは期末に未完成でも検収印の要請が多い(決算対策で)。その場合は必ず覚書を取る |
・どんな形でも検収印後はサービス・レベルが低下(以降クレームしにくい) | |
・30、瑕疵担保 | ・ソフト(システム)に対する本番後からの保証期間・・・3〜14か月程度(システムの大きさ、内容により異なる) |
・期間経過後は不具合対応も有料になる。問題が発生した場合、早急な対応が必要である。 | |
・31、稼働後の問題対応 | ・同じ様な内容のカストマイズは対応できない場合、2,3回で捨てる勇気も必要(能力的な見極め要) |
・問題解決は発生後1ヶ月程度が最長の目安。強い要請が必要な場合も・・ | |
・32、システムの検収内容 | ・例外も含めチェック項目を記述し多くの項目でテスト確認を行う。確認作業は例外処理に重点を置くのがポイント |
・画面等データ処理時間をチェック(複数同時操作含め)。問題点解決策として安易なハードの切替提案も多い | |
・33、稼働後のサポート内容 | ・不具合(バグ)対応が大半。レベルアップは殆どない |
・業務の質問には答えられない(プログラム的な内容のみ) | |
・34、中途採用 | ・知識とできるは別物。実務に強い人材は少なく貴重な存在、勉強する時間も少ない! |
・具体的な実務経験を聞く(実際に対応した役割、業務の内容など) | |
・試行期間(1〜3ヶ月程度)必須。理論型より実務型が賢明。男性より女性か! | |
・35、ベンダーの開発経験 | ・殆どの人が単一システムのプログラム開発。2・3年までプログラマーそれ以降SEという! |
・トータル・システムの開発経験者は全体でせいぜい1〜2%、大半の人は経験がない(そういう機会がない) | |
・36、得意分野の識別 | ・全てに強い人はいない@ハード・os等Aプログラム開発B業務対応 など・・ 理論型・実践型あり |
・37、開発の種類・内容 | ・@総合の業務システム→単一システムを組合せた統合システムが主流A単一システム→会計・販売・給与などのソフト |
・@HP・・見た目で評価しやすいA業務システム・・使ってみないと判断できない。慣れで評価が変わる | |
・単一システムはカストマイズしやすいが、総合システムはカストマイズしにくい | |
・38、開発予算 | ・社外秘・・・ベンダーには教えない(ベンダーの見積提示がmaxになる。開発過程で支障をきたす) |
・39、システム化の成功確率 | ・一般的に言われる程は高くない(10%以下)・・・稼働したからと成功ではなく『投資対効果』で判断する |
・実施後半年位でシステム・レビューは必要。見直し後の小さな見直改善は大きな効果がある場合が多い |